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台湾映画往年の名作「颱風(Typhoon)」の活版風ポストカード

台北電影節(Taipei Film Festival)で上映された「颱風(たいふう)」は、台湾芸術映画の父といわれるパン・レイ(潘壘)監督が1962年に発表した作品。

気象研究者と結婚し、新婚早々、阿里山の山頂にある気象観測所に暮らすことになった妻が、閉ざされた空間で夫への欲求不満を爆発させていく様子を描いています。夫のほかには謎の逃亡者親子と山の娘が登場し、なかなかユニークな共演者設定。阿里山頂で5人のやりとりが繰り広げられ、さらにうっぷんを募らせる妻の様子を、ちょっと外れた音程の音楽が盛り上げていて、コミカルでシニカルな作品だと感じました。

制作当時の阿里山の風景もきれいですし、台北市内の様子も「へぇ〜こんな風だったのね」と新鮮。1960年代の役者さんたちのファッションもかっこよかったです。

上映後に観客に配られたのがこのポストカード。タイトルでもあり、作品の重要な設定である台風の風雨が、まるで本物のように見えます。この活版印刷風の仕上げ、なかなかかっこいいです。

ところで、往年のモノクロフィルム映画をデジタルカラー化したこの作品。台湾の文化部が管轄する国家電影中心(Taiwan Film Institute)主導の台湾映画復元保存プロジェクトだったようです。

この作品の白黒フィルムと音楽のデジタル化を担当したのが、日本の寺田倉庫。本業の倉庫事業から発展して、貴重な映像や音楽などの記録をデータ化し保管するという事業など、文化事業にも積極的な企業だと知りました。

そして何より、台湾と日本との間の文化コラボレーションがこんなところにもあるのだと知って、ちょっと感動したのでした。

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