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台北の観光スポットである龍山寺を目指して歩いていたら、赤レンガの一角が現れました。この辺りは下町風情なのに、映画のワンシーンのような雰囲気。じつはこの場所、100年以上前の街並みを再現した「剝皮寮(ブォピーリャオ)」という歴史地区なのだそうです。

この辺りは台北の中でも古くから栄えていた萬華区で、当時は川から運んだ木材を切ったり削ったりの加工を施し、それを販売する店が並んでいたようです。そんな由来から「剝皮寮」という、ちょっと恐ろしいような名前がつけられたのだとか。

2009年にこの一角が再現された頃はポスターや看板などレトロ映画村のような演出があったそうですが、今は赤レンガの店がそぞろ並び、カフェや郷土資料館やギャラリーになっていました。空いている店もちらほら、ここで何かできたら楽しいだろうなぁなんて妄想してしまいました。

再生された街並みも10年弱の年月が経って程よく朽ちているのがよい感じ。台北のこうした場所では必ずちょっとしたアートが組み込まれています。壁画やイラストもまた台湾らしくて楽しい。

夕方で閉店が多いなか、一軒だけ灯りのついたギャラリーがありました。入口のガラスに顔を近づけて覗いてみると小さな人形劇場です。「こんなところに!」と興奮していたら店じまいにもかかわらず中に入れてくれました。

きれいな舞台

ここは「文劇坊掌中劇團」という人形劇団。中にいたお二人は人形師の蔡長菁さんと音楽家の方。なんと即興で生演奏に合わせて短い一幕を演じて見せてくれました。感激ひとしおです。

ここでは年末まで蔡長菁さんが制作した人形展が開催されています。月曜はおやすみで14〜17時の開店。お二人はとっても親切で気さくな方たちで英語もOKなのでぜひ会いに行ってみては♡ そして毎週日曜は14時から人形劇の無料公演。台湾の伝統芸能に触れるまたとないチャンスですね。

下町散歩で思わぬ街並みに遭遇し、思わぬ出会いもありました。そんな剝皮寮歴史地区を抜けたら有名な龍山寺はもうすぐそこです。

剝皮寮歷史街區:台北市萬華區廣州街101號(入場無料)