台北は週末から蒸し暑い日が続いています。いやぁ、暑い。蒸し暑い。ひと働きして汗がしたたり落ちたあと、この冷たいお茶の一杯がおいしいこと。
ペットボトルにティーバッグを入れてそのまま3時間でできあがり。水出し茶は甘みも増します。簡単なのにおいしくてバンザーイ🌟
台北郊外のお茶どころ・坪林
この冷たいお茶は坪林(ピンリン)というお茶の街で買ったもの。台湾はお茶どころだと知っていたけれど、台北から30分も行けばお茶畑があるのに驚きました。
坪林は山間にあり、北勢溪という渓流沿いに街が広がっています。
橋を渡って向こう岸には遊歩道があり、ぶらぶら歩きも気持ち良さそうです。そのままお茶の博物館へも歩いて行けます。ちなみに渓流沿いのサイクリングロードは台湾北部でもっとも美しいコースなのだとか。
街はお茶屋さんが軒を連ねています。せっかくお茶どころに来たのだから、お茶を買おう!と思うのですが、どこに入ったらいいのか皆目見当もつきません。でも、そんなときこそ直感に頼る!
クーラー完備のお店の奥に、この笑顔を見つけて入ってみました。
明るい奥さんが「ひとまず飲んで行ってね」とお茶の支度を始めました。
手づかみでお茶の葉っぱを二握り。それを急須に入れて、お湯を大胆にドボドボ。一煎目はざっと捨てて、二煎目をお茶碗に入れてくれました。
「おいしい!」
烏龍茶にちょっと煎茶が混ざったような感じで、香りもいい。台湾のお茶のことをほとんど知らないのですが、文山(ウェンシャン)といわれるこの地域で昔から栽培されている包種茶(バオジョンチャ)だそうです。
「冷たいのもおいしいわよ」。と勧められたのは、ティーバッグ。いただいてみるとこれまたおいしくてびっくり。迷いなく買って、家に帰って自分で作ってみたのが冒頭の冷茶。ホントにおいしいです。
お店はいくつも賞を取っている「景元茶行」というお茶屋さんでした。お茶のことをわかりやすく説明してくれるひとの良い奥さんで、おしゃべりも楽しく、居心地がよくてついつい長居をしてしまいました。
茶油をからめた麺をいただく
ランチは名物らしき「茶油麺線」をいただきます。お茶のオイルと芋の葉っぱをからめた麺でした。シンプルな一品、けっこうおいしかったです。
茶油というので、お茶の木から取れる実のオイルかなと思っていましたが、じつは椿油なのだとか。台湾では体にとてもいい植物由来の油として使われているそうです。
茶油はなかなか奥深そう。Taiwan Todayの記事。
自然もお茶もごはんも楽しい坪林。暑さも和らいで過ごしやすい季節になったら、また足をのばしてみようと思います🌟
今回は車で行きましたが、MRT新店駅からバスも出ているようです。お茶の博物館のウェブサイトで行き方を案内してくれているのでご参考まで。